SWEET LOVE SHOWER 2006 SPRING EXTRE-FREE

まずは昨日の話からしてみます。bonlifeです。雨の中、SWEET LOVE SHOWER 2006 SPRING EXTRA-FREEに行ってきました。もちろんお目当てはAPOGEEですよ。そりゃあ、もちろん。整理番号が200番ちょっとだったのでステージ真正面の5列目でインジャイ(もといエンジョイ)できちゃいましたよ。出演は以下の通り。(出演順)

感想は短めに。
トップバッターはセカイイチ。セットリストはだいたい以下のような感じでした。

  1. 夕景
  2. 聞いてますか お月様?
  3. はずなもの
  4. フォーク
  5. カプセル (新曲)

久しぶりのセカイイチは勢いがあって良かったです!慧くん(ヴォーカルギター)から汗と共にあふれ出る何かが会場を燃やしてましたよ。名言やら迷言やらを口走りながら、勢いよく駆け抜けるようなライヴ。最高でした。うっちー(ギター)が楽しそうに弾いてたのが印象的です。ギターソロの時に口パクパクさせちゃったりしてたのはちょっと意外。意外といえば、健太郎(ベース)はついにモヒカンじゃなくなっちゃってましたね。セカイイチの熱にやられて私も久々にアツくなって「イェーイッ!」とかなんとか叫んでしまいました。mixiセカイイチコミュ管理人らしいエンジョイっぷりだったと思いますよ。たぶん。
続いてMALCO板尾創路出演のPVが印象的なMALCO。70年代のフォークの香りがする濃い目のライヴでしたよ。言葉やメッセージが分かりやすかったです。たまにはこういうのも良いですね。ただ、ちょっと濃い。なんか濃いなぁ。
お次はお目当てのAPOGEEです!APOGEEを野外で観るなんてイメージできなかったのですが、ステージにメンバーが立ってもやっぱり違和感がありましたよ。ライヴハウスで何度も観てたからかしら。というより、バンドの雰囲気ですよね。この日も大城(王子風)は独自の空間を作り出してました。アンティーク調の台と椅子、地球儀。内垣(ベース)は雨が降っててもサングラス。森ゆにちゃん(サポートキーボード)はやっぱり前髪を上げていました。永野(ギターヴォーカル)はなんだか髪の毛がクルクルしてましたね。間野は黄緑の帽子がキュート。というわけで、セットリストは以下の通り。のはず。

  • Let It Snow
  • obsession
  • GHOST SONG (ゴースト・ソング)
  • 夜間飛行
  • Grayman
  • 新曲

いきなり、ファッファッファッファファー♪というNordの音が流れて「Let It Snow」。ゆにちゃんの鍵盤の音が妙に響いたりして、あらあら、と思ってたらやっぱり永野や大城も気になったみたいでしきりに舞台袖のスタッフにジェスチャーで音量変更依頼ですよ。すごく神経質なバンドに見えちゃったりしないかしら、となぜか私がドキドキしてしまったのは秘密です。その後、名前忘れちゃった昔ながらのあの曲をやってくれました。名前なんだったっけ。久しぶりだったと思いますが、明るくてキラキラでなかなかにナイス。続いて、皆の心を奪いに行くシングル曲、「ゴースト・ソング」。内垣のベースがアタック音ばかり強調されていて今までとちょっと響きが違っていたり、永野のギターの音が少しこもった感じでキレ味が悪かったりしたのですが、そんなのお構いなしに良かったです。サビ(なのかしら)で全員でコーラスしちゃうところが良いですよね。「雨に紅花」から始まる色と時間の対比を散りばめた歌詞の美しさはAPOGEEならでは、って感じです。そして、続けざまに「夜間飛行」。永野の声はやっぱり良いです。ブワッと景色が開ける部分で大城シンセの鳴りが少し足りなかったような気もしましたが、気のせいということにして永野の声を楽しみました。「Guess the reason why?」を連呼していって最後弾ける部分はあまりにもドラマティック。その後はメンバーが壊れてしまうことでお馴染みの「Grayman」です。永野ミニマラカスと内垣手拍子が生み出す不思議なグルーヴが魅力の曲なのですが、この日は内垣手拍子の音が上手く拾えておらず、魅力が半減しちゃってました。とは言え、大城が細い腕を振り回して全力でドラを叩く姿を観ることが出来たし、満足でした。いや、ホントにグォーンってね。アレはスゴイですよ。大舞台だったせいか、永野は大人しかったですね。それはそうと、この曲のイントロはすごく幻想的で綺麗。宮崎駿の映画で使われそうな響きです。(要するに久石風。)そして、ラストは前回と同じ新曲。その前の「Grayman」の印象が強すぎて正直忘れてしまいました…。この日の出演アーティストの中では結構異色の存在だったので、印象に残った人も多いんじゃないかしら。ファンが増えると良いですね。終演後、スタッフが袖に片付けた鍵盤楽器を自分で持って奥まで片付けているゆにちゃんの姿が印象的でした。楽器は大切にねっ!ということでしょうか。

ゴースト・ソング

ゴースト・ソング

お次は大山百合香朝本浩文が鍵盤弾いててビックリです。沖縄の空気と美しい声。可愛いし、人気出そうですね。
続いてplane。予想してた以上にアツいライヴするバンドでした。もっとナヨっとしたのを想像してたのですが、結構勢いが良いです。ドラムの髪がフサフサと揺れるのに見とれてしまいましたよ。ギターヴォーカルの人が険しい表情した後に必ず少しニコッとするのが面白かったです。意外にオトナバンドだったのにもビックリでした。
次はポメラニアンズ。ポメも超久しぶりでしたが、かなり楽しかったです。「ポメッ、ポメッ、ポメ、ポメラニアンズ!」なんてコールアンドレスポンスもありつつ。ファンキーでグルーヴィーなサウンドにハッピーなノリが加わっちゃうんだからステキ。
そして、こちらも超久しぶりのチャットモンチー。前に観たのはknaveだったのですが、田舎娘が精一杯がんばってます!ってノリに軽く胸を打たれつつも、もうちょいだな、という感想でした。ところが、SWEET LOVE SHOWERでのライヴはちょっと違ってました。どう違うのか上手く説明できないのですが、場数を踏んで磨かれたのか、観ていてハラハラするような感じじゃなかったです。そして、そして…なんか良かったです。ロリロリしたヴォーカルがなぜか胸にグッとキて、ちょっと泣きそうになりました。というと言い過ぎなのですが、まぁ、近い感じでした。あのメロディーラインが涙腺を刺激するのかしら。チャットモンチー、今後はちゃんとチェックしようと思います。(それはそうと、チャットモンチーって何歳ぐらいなんでしょう。一緒にライヴ観てたあの子は13歳ぐらいに見える、とか言ってましたが20歳ぐらいかしら。後、スタッフの巨神兵がウロつき過ぎだと思ったのは私だけでしょうか…。)
ラストは音速ライン。なんだかイマイチでした。私が疲れてたせいかもしれませんが、あんまり楽しめなかったなぁ。悪くなかったのですが、それほど良くもなかったです。残念。
手短に書くつもりが、APOGEEのところに熱が入ってしまい、長いライヴレポになってしまいましたよ。でも、一番良かったのはセカイイチ