岩崎愛「雨があがったら」レコ発〜雨があがったから in Osaka〜@十三ファンダンゴ

雨女、岩崎愛のライヴを観に行ったら、行く途中で雨に降られましたよ、bonlife。ということで、7月15日(土)は岩崎愛ちゃんの『雨があがったら』のレコ発ライヴに行ってきました。出演は以下の通り。

レコ発に相応しく、関係があるアーティスト中心。の中に高鈴って?と思ってたのですが、その謎も後で解けることになるのでした。というわけで、順々に簡単な感想をメモメモです。
まず、ミックスナッツハウス。ちょっぴり遅刻して行ったので、すでにミックスナッツハウスが演奏中でした。ミックスナッツハウスは林良太(元リトルハヤタ)中心のスリーピースバンド。なんとも突き抜けたサウンドにあの妙な甘いキャラ。ポップ過ぎてどうしましょう状態です。好き嫌い完全に分かれるよなぁ、と思いつつ、よく考えたら私はそれほど好きでも嫌いでもなかったりするのでした。家にある未開封リトルハヤタのテープ、後で聴いてみようっと。
続いて、エレクトリックギュインズ。どうやらドラム失踪中らしく、下北沢の時と同様にアコースティックなエレクトリックギュインズ。セットリストは以下の通り。

  1. 毎日ホリデー
  2. 誰も知らない
  3. RCサクセションのカバー
  4. 空飛ぶクジラ (大滝詠一のカバー)
  5. 新曲
  6. たりない言葉

カバー2曲ありの意外なセットリストでしたよ。下北沢での演奏より良かったんじゃないかしら。ただ、アコースティックバージョンも良いけど、そろそろエレクトリックなのも聴きたいなぁ、と思ってしまいました。特に「毎日ホリデー」とか。アコギでのギターソロも味があって良いんですけどね。MCでは、お客さんが全員立ってるのに自分たちだけ座っててゴメンナサイ的な内容をマエタツ独特のマニアックネタ(中津川フォークジャンボリー)を交えつつ話したり。Tシャツやバッグなどのグッズ宣伝もありつつ。「エビちゃんも着てます。」なんて堂々と言ってしまうマエタツ、さすがです。岩崎愛ちゃんレコ発ってことで岩崎愛ちゃんネタもあったのですが、「白目で寝てます。」とかそんなネタばっかりだったなぁ。
続いて高鈴。なんぜ愛ちゃんのレコ発に高鈴?って思っていたのですが、なんと高鈴のヴォーカル山本高稲は岩崎愛ちゃんの従姉妹らしいのです。ほえー。セットリストは以下の通り。

  1. (失念)
  2. 僕の街までいかないか
  3. 東京しぐれ
  4. 溜息
  5. eyes〜太陽と月テーマソング〜
  6. 星がきれいなのは
  7. リトルダンス

声とギター1本っていうシンプルさが良かったです。声がキレイだし、歌に力があってなかなかに素敵でした。音程が安定してるし、感情がこもってるし、それでいて窮屈な感じもしないし。ただ、最近の私のストライクゾーンからはちょっとズレてたんですよね。MCでは、「コワモテのおっちゃんがリボンつけたマルチーズを連れてるような」なんて表現で十三の何でもあり感を表現してました。なかなか面白いじゃないの。
そして、ラストは岩崎愛ちゃん!高鈴曰く「少年と少女の心を持った」愛ちゃんですよ。セットリストは以下の通り。

  1. ドライブ
  2. 雨女
  3. 想い思う
  4. I Like You
  5. 世界が終わるスイッチを
  6. ひねくれ四季
  7. アリス

アンコール

  1. エビフライとカレー

まずは「ドライブ」。気持ち良い。もうね、愛ちゃんは良いです。言い過ぎだと思いますが、初めて岩崎愛ちゃんの歌を聴いた時、初めてJanis Joplinを聴いた時と同じ感じがしたんですよね。いや、ホントに。このあたりでベースのおかべっくとギターのオリトスが裸足であることに気づく。続いて「雨女」。家出る時には雨降ってなかったのに十三に着いたら軽く雨降ってたのは岩崎愛ちゃんのせいに違いないです。そんな「雨女」岩崎愛が歌う「雨女」。途中、一番気持ち良い部分でオリトスくんが半音低く弾いてて岩崎愛ちゃんが「えっ!?」て表情をしてたのが面白かったです。続く「アイライクユー」ってフレーズを連呼する曲(おそらく「I Like You」)は新鮮な感じでした。岩崎愛、神一重の中で一番バンドっぽいサウンド。今までは神一重ってバンドで演るよりも岩崎愛の弾き語りの方が絶対に良い!と思ってたのですが、この曲を聴いてバンドサウンド最高!ってなりましたよ。ポップでキャッチーで楽しいのです。その後、MCでポストカードの紹介。どうしてもライヴ行きたかったけど都合がつかずにライヴに行けなかったファンから送られてきたポストカードに描かれていたイラストが可愛かったので、その子に言ってポストカードを作らせてもらったそうです。なんだか心温まる話じゃないの。(と思いつつポストカードチェックするの忘れちゃったなぁ…。)続いて「世界が終わるスイッチを」という曲。極端な「もしも」のお話から色んなものが見えてくる曲。良いかもしれません。というより、良いですよ、うむ。MCでオカベックいじりをした後、一番新しい曲「道」を披露。この曲、なんとなくセカイイチっぽかったです。ってそういう目で見ちゃってるからかもしれませんが。ずっしりと構えていて、真剣に前を向いている感じがなんとなくセカイイチ。気のせいかしら。続いて「ひねくれ四季」。歌い出し部分でハウってしまって一時中断。入り込んでたのにこれじゃあダメだ的なことを関西弁にて。皆も部屋にいるような気分で入り込んで聴いてね的なことを関西弁にて。CDに入ってる曲は心の中で口ずさめるから良いですよね。楽しかったライヴもついに終わりが近づいて。ラスト「アリス」。キラキラっとライヴ終了。
当然のようにアンコールの拍手。照れたような顔をして、岩崎愛、一人で再びステージに。光あふれるステージの上で照れ隠し(というより感動隠し)のMCと重大発表。なんとオリトスくん、20日のknaveでのライヴ後に脱退するんですって!あらまぁ、せっかくバンドサウンド岩崎愛、というより神一重の魅力に気づいたのに。彼が抜けた後はアコースティックなライヴが続くみたい。ということで、20日(木)は是非ともライヴ観に行きたいものです。そして曲紹介モードに入って。「エビフライとカレーって曲を演ります。エビフライとカレーって言うとなんか食いしん坊の歌みたいやけど、そんなんちゃうくって。人それぞれ似てるとこもあるけど、ある人はエビフライが好きだったり、ある人はカレーが好きだったりするみたいに、皆違うんだよ。それで良いんだよ、って曲です。」とかなんとか。(結構違うような気がしますが、ご愛嬌。)しっとりと弾き語りで美声を響かせて、本当にライヴ終了。帰り際、愛ちゃんが入り口近くにいたので「良かったです!また観ます!」とつたない応援の言葉をかけました。本当はもっと気の利いたこと言いたかったんですが、なんか上手く言えなかったなぁ。せめて「また観に行きます!」ぐらいにしときたかった。「観ます!」って意味不明ですもの…。
まとめると、岩崎愛ちゃんが素敵な仲間に囲まれて元気に楽しく音楽やってる姿を観るのは非常に楽しい!ということです。