会社に人生を預けるな

bonlifeです。流行りっぽいので読んでみました。

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

  • 終身雇用制は実はリスクが高い (企業にとっても個人にとっても)
    • 終身雇用制がある限り、ワーク・ライフ・バランスは定着しない (企業にとってメリットなし)
    • 終身雇用制は過当競争が起きる原因
  • リスク・リテラシーを磨くべき
    • リスクは可能性であり、変動幅 (上も下もある)
    • リスク・リテラシーで一番大事なものは、「そこにリスクが存在する」ことに気づく能力
  • 21世紀を生きる上でのキーワード「責任=レスポンシビリティ」
  • 自分の頭で考える

結構クドい文章ですね。ポイントは「終身雇用制は危険なので、マジでなんとかしたい!」、「リスク避けてるだけだとマジヤバイ!ちゃんとコントロールしなきゃ!」の2つっぽい。でも、終身雇用制の色が濃い企業に勤めているせいか、あんまりピンとこなかったなぁ…。終身雇用って制度にすがってたらダメだけど、常に「外で戦えるか」ってのは意識しながら、1つの企業で勤め上げる方がカッコ良くない?ってこの考え方も会社に人生預けてるわけじゃないですね。リスク・リテラシーの方は「まぁ、そうね。」って感じです。プロマネのリスク・マネジメントとかと一緒ですね。ただ、これも日々細かいリスクを意識しながら神経すり減らすより、ある程度のリスクは把握した上で「みんなの意見は案外正しい」的な発想でイチイチ考えない方が合理的じゃないかな。(ま、実際にはリスクを把握してさえいないことが沢山あるわけですが。)