Salyu Accoustic Tour 2006 "close to you"@なんばHatch

ライヴレポは基本的に1日遅れになってしまうbonlifeです。だいたいライヴ後に家に着くのって23時近くなっちゃうので。というわけで、昨日行ってきたSalyuのAccoustic Tourについて少しだけ書いてみます。
定時後、帰る準備をしていたところ、チームの人に声をかけられてしまって一仕事。あわててなんばHatchに向かうもわずかに遅刻です…。ドリンクチケットをHeinekenに換えていざ会場に。ドアをそっと開けると立ち見オーディエンスがギッシリしていてとても前に行けそうにありませんでした。この曲(「Dialogue」)が終わるまでは前に行けないな、と諦めてかけた瞬間、人ごみの中に一筋の光が差し込んで女性が後ろに下がってきました。「モーゼ!」と心の中で叫んだ後、隙をついて前へ前へ。1階G列は予想通り7列目でしたよ。結構ステージに近かったです。セットリストは以下の通り(だったらしいです)。

  1. Peaty
  2. Dialogue
  3. 光りの束
  4. エロティック
  5. 飛べない翼
  6. 体温
  7. landmark
  8. Dramatic Irony
  9. Something (The Beatles)
  10. VALON-1
  11. 彗星
  12. Tower

アンコール

  1. 風に乗る船
  2. toU

むむぅ、1曲目から聴けなかったことが悔やまれます。久しぶりに見るSalyuは…Salyuは…誰ですか、上沼恵美子に似てるとか言うのは!どっちかって言ったらアジアンの丸い方でしょう。という冗談は置いておいて。ほんの少し恰幅が良くなってたような気がします。その分声に深みが増して、もうなんと表現したら良いのやら。風のような、花のような、青空のような、草原のような。なんか違うな。夜空のような、夢のような、クリスタルのような、少女のような、心の奥底のような。まぁ、何でも良いのですが、とにかく美しくて輝いて沁みるんです。瞬間の煌きが密に重なって時間を埋めていく感じ。隙間なく続くSalyuの世界に包まれて、大満足ですよ。
この日のサポートメンバーはエレクトリックなギターが名越由貴夫、アコースティックなパーカッションがあらきゆうこ、アコースティックなギターは清水ひろたか(あらきゆうこの夫ですって!)。小林武史がいなくてもSalyuは大丈夫。Salyuの歌声は浮遊感がある独特なサウンドに溶け込むことなく、力強く光ってました。以前のライヴで私の中でのLily Chou-ChouをちゃんとSalyuにつなげられたので、Lily Chou-Chou時代の曲も違和感なく聴けるようになっていました。これは大きい。ただ「飛べない翼」はやっぱり音源に近いアレンジの方が良かったかな。アコースティックになって意外に良かったのは「体温」と「Dramatic Irony」。「Dramatic Irony」なんてあの何かを振り切る疾走感がないとダメでしょう、とか思ってたのですが、そうでもなかったのですよ。新発見です。でも結局のところ「toU」が一番良かったです。何なんだろう、あの曲は。不思議な曲です。
今回はヴィジュアルエフェクトも良かったですね。歌の世界観とマッチした映像がナイス。薄手の一反木綿みたいな布(?)が何枚か垂れ下がってて、それによって映像が切り取られてズレるのが気持ち良かったです。
一度もSalyuのライヴを観たことがない人、どこかのフェスで観て、聴いてください。東京の人だったら4月23日(日)に代々木公園野外ステージで行われる「Earth Day Tokyo 2006 "ap bank dialogue '06 vol.2"」に行ってみてくださいませ。無料でSalyu観れちゃいます。聴けちゃいます。そして歌の力にビックリしちゃいますから。私は今後もSalyuを追っていきます!(たぶん)椎名林檎ファンクラブの「林檎班」やめちゃったし、Salyuのファンクラブが出来たら入っちゃおうかしら。
関連情報として私が行ったSalyuのライヴレポを載せておきます。あらためて並べてみると結構Salyuのライヴに行ってますね。暇を持て余してる方は読んでやってくださいな。