KNOPPIXでデータを救出

Windowsしか使ったことがないシステムエンジニア見習い、bonlifeです。知人のPC(VAIO)のOS(Windows XP Home Edition)が立ち上がらなくなってしまったので、そのフォローをしてきました。これは4月29日の出来事。CドライヴとDドライヴにパーティションが分けられていて、データファイルはDドライヴにあったので、Cドライヴを犠牲にするリカバリを試みたらしいのですが、あえなく失敗…。そこで「あ、そういや、こういう時にアレが使えるんじゃないの。」と思い出し、CDやDVDからブートできるLinuxKNOPPIX」を使ってみることにしました。全くのLinux初心者の私はとりあえず書籍を買って雰囲気を勉強することに。

KNOPPIX 基礎からのかんたんLinuxブック

KNOPPIX 基礎からのかんたんLinuxブック

この本を買ってサラッと読んでみたのですが、意外に簡単そうじゃないの。ということで、サラッと読んだ状態で敵地に乗り込んでいざ作業。まず、LAN上にある別のPCで大量データを受け入れるフォルダを作成し、共有設定に。その後、VAIOくんのBIOSの設定を切り替えてDVDを最初に読み込むようにし、再起動。あっさりとKNOPPIX起動です。自宅の東芝のノートPCではドライヴの割り当てが出来なかったのですが、こちらではすんなりとドライヴ割り当ても完了ですよ。救出対象となるデータをいくつか開いてみて、生存を確認。次はSambaでなんちゃらかんちゃらですな、と思いながら、色々とメニューを探してみたのですが、ネットワークの設定がよく分からないのです…。もう壊れかけのPCだし、どうにでもなれ!と思ってアチコチいじってるとネットワークカードの設定をする画面があって、そこをクリックするとネットワークにつながりました。DHCP万歳です。さてさて、これでKNOPPIXからWindowsネットワークのWorkgroupが見えるはず。と思ってSambaの設定をしようとしたら、Workgroupが見つかりません状態…。原因不明だったので、IPアドレス指定でつなぐ方法を試してみたところ、こちらではちゃんと相方が見えるじゃないの。ということで、IPアドレス指定で大量のデータを復旧したのでした。めでたし、めでたし。
Linuxも使ってみれば便利そうですね。GUIも充実してますし、ビビる必要はないのかもしれません。まずはKNOPPIXを使って基本的なことを一通り勉強してみようと思います。