フジファブリック - 『パッション・フルーツ』

bonlifeです。私が応援に行ったせいで、阪神ボロ負けでしたね…。というわけで、昨日チラッとフジファブリックに触れたので、今日はフジファブリックの『パッション・フルーツ』。

パッション・フルーツ(初回限定盤)

パッション・フルーツ(初回限定盤)

1曲目の「パッション・フルーツ」。「陽炎」のようにセンチメンタルで勢いがあるわけでもなく、「銀河」のようにエキセントリックで攻撃的でもないけど、すごくグッとくる曲。2回、3回…、いや、5回ぐらいかな。それくらい聞くとすっかり脳に沁み込んでいることに気付くはず。

夢の中で あやかしパッション
響き渡るファンファーレ
僕は踊る道化師のようだね

ゆうべの君は 悪の化身で
例えばならバンパイア
甘く熟れた果実のようだね

何度も何度もサビで繰り返されるこのフレーズ。不思議な言葉の組合せが浮かび上がらせる謎に満ちた世界。金澤ダイスケが奏でる丸くて太いシンセ音がなんとも気持ち良くて夢見心地。
2曲目の「スパイダーとバレリーナ」は「虹」を消化したこのバンドだから出せるサウンド。ベタ過ぎて誰も弾かないようなシンセの音階に続く、4分打ちのCメロ。「断片だけでも これでいいのさ」は絶妙。
そして、無印良品?って感じのイントロで始まるのは初回生産限定の「Cheese Burger」。チーズが乗ってるのにパサついててあんまり好きじゃないチーズバーガーを食べたくなってしまうぐらい。「I'm loving it」ですってよ。さすがマクドナルドのCMで使われてるだけあります。(なんだか昔くるりがやってた「おいしい顔ってどんな顔」でお馴染みのネオソフトのCM思い出しちゃったのは秘密です。)

狭いところに閉じこもらず、だからといって不自然なほどには変化をせず、ジワジワと成長していくフジファブリック。今後も要注目ですね。新作「若者のすべて」はまた雰囲気が違うらしいですよ。オフィシャルサイトにて新曲3曲を3日間限りの期間限定フル試聴。2007年9月21日(金)〜23日(日)なのでお忘れなく!