ポーターを読む
bonlifeです。最近、会社で戦略を考える的なことを少しするようになってきたので、5S(ファイブフォース)分析などでお馴染みのマイケル・ポーター先生について書かれた本を読んでみました。著作を読むのは面倒だったので、雰囲気を掴むために入門書をサラリ。
- 作者: 西谷洋介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/04/14
- メディア: 新書
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書いてあることはだいたいこんな感じです。
- 競争の中で独自の選択をすることがベストの戦略である
- トレードオフを伴うような選択こそが他社が模倣できないような戦略につながる
- 企業は戦略的ポジションを築くために、創造的な手法でトレードオフにアプローチして、継続的にイノベーションを起こしている
- 問題が前提としている分析の単位を疑う
- 二者択一の質問が出てきたときには、それを組み合わせた解やまったく別の解がないか考える
- 参入障壁と撤退障壁
- パイ全体を大きくするために何をするべきかという視点 (補完的生産者を育成するために業界全体で協力する)
- 模倣されない戦略の条件とは、トレードオフを伴う選択をきちんとしていることであり、独自の活動システムを構築していること
- 明確な選択をして、顧客ニーズにフォーカスする、という正しいマネジメントを行っている企業が、破壊的なイノベーションには対応できない、というのが、イノベーションのジレンマ
- 何が決まってそれがなぜなのかをきちんとコミュニケーションする
- 日本企業は新しい組織モデルを必要としている
- リスクをとることを奨励するようなインセンティブの仕組みの改革
- コーポレートガバナンスの改革
- 革新的な意思決定ができるリーダーシップの確立
- より柔軟な組織構造
まとめると、ちゃんと状況を分析した上でトレードオフを伴う選択をして戦略的ポジションを築き、継続的にイノベーションを起こしてそのポジションを強化していくべし!って感じかな。個人としても、自分を取り巻く5Sを分析し、限りある時間の中でしっかりとトレードオフを伴う選択をして、戦略的なポジションを築いていかなきゃ!と思いましたよ。(でも、割り切って何かを捨てるのって難しいですよね。自分を納得させられるだけの分析が大切なのかな。)