ワークシェアリングについての雑談

会社で休憩中に「ワークシェアリングとかもっと進めた方が良いですよね。仕事量9割で給料も9割でも全く構わないって思いませんか。」「そうですよね。私もそれで全然構わないです。仕事に追われる人と仕事がない人がいるのって異常ですし。」「業務を整理して分割したら引き継ぎやすい業務もありますよね、きっと。」「確かに。」とかなんとか深刻な話を軽いノリで話してたら、派遣の方が「うちの旦那の職場、今そんな感じなんですよ。」と言って話に入ってきました。「え、どういうことですか。」と聞くと「有給休暇とかじゃなくて、月に何日か会社を休まされるんですよ。」とのこと。「お給料減っちゃうんですか。」「はい。」「ボーナスにも響きますよね。」「そうなんです…。ローンの返済もあるし、困るんですよね…。」……。そこでなんとなく会話が止まりました。何も言えなくて、冬。
私は「ワークシェアリング賛成!DINKSで経済的に不自由してないので、ワークシェアリングで仕事、給料が減っても無問題!」とか思ってましたが、個々の家庭の状況を考えるとほんの少しでも収入が減ると厳しい場合もあったりするんですよね。どこかで生死に関わる人がいても、最終的にはやっぱり自分が一番可愛い。私の場合も仕事量5割で給料も5割ってのは受け入れられません。って極論かな。そこそこ強い組合に守られてるぬくぬくした立場だから言えた台詞だったのかも。
当たり前に思えた一般論も手にとって近くで眺めてみたらイメージと違った、的な。マクロな解決策とミクロな感情を両立させるのって難しそう。正直、痛みを分かち合う覚悟ってなかなかできるもんじゃないな、と思ってしまいましたとさ。 (普段こういうこと真面目に考えたことなかったのですごく的外れなこと考え方かも!)