Windows XPにJIS2004互換フォント入れた後、削除できなくて苦労した時のメモ

bonlifeです。妻の実家のPCを整理していたところ、OSがあるCドライブ(10GB)の空き容量が200MB程度とかなり厳しい状況になっていました。My Documentsやインターネット一時ファイルを別ドライブに移動したりしても、1GBちょっとしか空かない。使わなそうなプログラムファイルを次々と削除しても空き容量はほとんど増えず。これじゃデフラグも厳しいぜ、という悲劇的な状況です。

大事な(?)ファイルを削除

DriveAnalyzerで調べてみると、Windowsフォルダが5GBくらいになってる!仕方がないのでService Packを当てた時のバックアップをまるっと削除することに。

ここを参考にしながら、ファイルを削除。色々と当ててきた細かいパッチもどうせ戻すことないし、ということでWindowsフォルダの下の $ で始まるフォルダをエイヤっ!と削除しちゃいました。なんとか2GBくらいの空き容量が出来てホッと一息。

JIS2004互換フォントが気持ち悪いけど、削除できない罠

動作には問題ないかな、と思いながら操作をしていると、なんだかものすごく気持ち悪い。よく見るとタイトルバーの英数字が全角になってるのです。「あ!」と思い出したのがJIS2004互換フォント。前、自分のPCにもこれ入れて気持ち悪くなったんだよな。その時は「プログラムの追加と削除」からアンインストールしたっけ。ということで、アンインストールしようとして残念な事実に気づきました。Windowsフォルダの下にあった $ で始まるフォルダにアンインストール用の情報が入ってたんです。ダメ元で「プログラムの追加と削除」からアンインストールを試みるも、予想通りエラーに…。

力技でフォントを戻す!のに失敗

もう力技でやってやる!ということで、調査開始。どうやら、 msgoth04.ttc と msmin04.ttc ってフォントをなんとかして msgothic.ttc と msmincho.ttc に戻せば良さそう。さらに調べるとWindowsフォルダの下にあるi386フォルダに msgothic.tt_ と msmincho.tt_ があって、これを expand してあげると msgothic.ttc と msmincho.ttc が出てくるらしい。(参考にした答えてねっとの投稿) 見えたぜ!と喜び勇んで msgothic.ttc と msmincho.ttc を用意してFontsフォルダにドラッグ…してもエラー。すでにその名前のフォントはあるので、ゴメンナサイ的なことを言われてガッカリ。

困った時はセーフモード (XPの場合、F8長押し)

困った時はセーフモードで起動。セーフモードならなんとかなるんじゃないの。ということでチャレンジ。コマンドプロンプトで C:\Windows\Fonts で dir ms* とかしてみてビックリ!なんと、すでにそこには msgothic.ttc と msmincho.ttc があったのです。これはひょっとして msgoth04.ttc と msmin04.ttc を削除すれば自動的に元のフォントが有効になるかな、と思って del しようとすると、エラー。msgoth04.ttc にはアクセスできません。そりゃそうよね。UIで使ってるもの。(確か msmin04.ttc は削除できた気がします。メモを取ってなかったのでアヤシイですが。)

レジストリをゴニョゴニョ

ここで思いついたのがレジストリ。regeditですよ。おそらく、どこかに msgoth04.ttc ってのがあって、それを msgothic.ttc に変えれば万事解決するはず。msgoth04.ttc で検索してみると、それっぽいのが出てくる!その値を msgothic.ttc に書き換え。その後、念のために再起動。恐る恐るブラウザを開いて、タイトルバーを見てみると無事に元通りになってました!!ってことはどこからも参照されなくなった msgoth04.ttc も手動で削除できるかな、と思ってコマンドプロンプトで試してみると普通に DEL できました。ホッ。これで(おそらく)元通り。

教訓

今回の教訓ですが、意味も分からず勢いでファイルを削除しまくるのはアウト。迷ったら安全な方に倒さないとダメですね。今回はなんとかなりましたが、この調子だといつか取り返しのつかないミスをしそうな予感。プライベートだからって手を抜きすぎてはいけませんね(>_<)