グリーンIT 完全理解!

bonlifeです。トレンドになってる技術、キーワードについて広く浅く知っておくことの大切さをある人から教わりました。で、読んでみたのがこの本。

グリーンIT 完全理解! (ITpro BOOKs)

グリーンIT 完全理解! (ITpro BOOKs)

個人的に気になったところをピックアップ。

  • CO2増え続けてる!(特にIT関連)
  • グリーンIT3つの取り組み
    1. 生活や産業活動に伴うエネルギー消費削減
      1. 人や物の移動の効率化
      2. 産業活動の生産性向上
      3. 機器のエネルギー効率の向上
    2. IT機器の3R
    3. IT機器の省電力化
  • データセンターではIT機器が消費する電力よりも冷却装置が消費する電力のほうが大きい
  • MAID対応ストレージで一部のディスク回転を止める
  • EMCのシン・プロビジョニング (サーバが認識するディスク容量全てではなく実際のディスク容量分だけ動かす)
  • UPSでのAC/DC、DC/AC変換で電力ロス (DC電源採用の可能性)
  • 仮想化でハードウェアを統合してCPU使用率上げたり、仮想マシンを動的に移動して実マシンをスタンバイ状態にしたり
  • 地底データセンター (岐阜県神岡鉱山跡)

うちの会社も結構な量のCO2排出を抑制することを公表しちゃってるので、インフラ担当として、このあたりはもっと意識しないといけないな、と思いましたよ。
ただ、「企業はすぐにCPU追加したり、サーバ増強してパフォーマンス問題を解決しようとするけど、アプリチューニングとかやるべき!」みたいな記述がありましたが、実際は厳しいですよね。アプリチューニングのために工数をかけてパフォーマンス改善しなかったら無駄ですし…。リグレッションテストの準備があれば大丈夫でしょう!とか気楽なノリじゃんできないんですよね。動いてるシステムに手を入れるのってなんだかすごく難しい。確実な方を選んでしまいますよ。とか言ってられるのも今のうちなのかな。そのうち、「グリーンIT担当」とかそういう部署ができて、全社横断的にグリーンIT推奨項目とかをレビュー資料に追加したりして、どんなシステムでもCO2削減効果を出せ!みたいなノリになって…。とか想像しただけでも息苦しくなってきたのはCO2のせいかしら。