この1冊ですべてわかる SEの基本

bonlifeです。「SEの基本」なんて言われたら読まざるを得ません。ということで読んだのがこの本。

SEの基本

SEの基本

「この1冊ですべてわかる」ってタイトルはヒドイ!と思いつつ、読み進めてみてビックリ。すべてとは言わないまでも、かなり広範囲にわたるSEの基本がしっかりと押さえられてるッ!新入社員のころにこういう本に出会ってたらなぁ…って気分になりましたよ。私は4月からSE8年目になりますが、それでもかなり参考になりました。やっぱり基本が大事。著者に大感謝です。(参考情報として紹介されている書籍やURLが巻末あたりにまとまっているともっと良かったのにな。)
各章のタイトルは以下の通り。

  • 第0章 SEって、いったい何をする人?
  • 第1章 SEには、どんなテクニカルスキルが必要か
  • 第2章 ソフトウェアエンジニアリングを意識したスキルを形成する
  • 第3章 プロジェクトに必要なリーダーシップとチームワーク
  • 第4章 プロジェクトを成功に導くマネジメントスキル
  • 第5章 これだけはマスターしたいヒューマン系スキル
  • 第6章 SEとしての自覚と心構え

これを見ていただければ分かると思いますが、テクニカルスキルに偏らず、心構えのみに走らず、バランス良くSEに必要な知識が取り上げられてます。コンサルティングツールや、CMMI、SWEBOK、PMBOKITSSなどにも触れられており、広く浅く知識を得ることができますね。新入社員SEの皆さんはだまされたと思って一通り目を通してみてください。仕事がだいぶスムーズに進められるはず。 (報連相、議事録のポイントについても書かれてましたし。) だいたい5年目ぐらいまでのSEには読む価値がある本だと思います。色々勉強したり、実務で経験したりしているつもりでも、足りない部分があることに気づくはず。特に技術志向の若い人には第3章以降をしっかりと読んで欲しいですね。SEって仕事に対する見方が少し変わるんじゃないかな。
日本実業出版社の「この1冊ですべてわかる」シリーズは他にも何冊か出ているようです。「SEの基本」が思いがけず充実した内容だったので、他の分野の本も読んでみたいと思います!