PBL presents [Litera rhythm 4]@梅田RAIN DOGS

四連休を無駄にした感に打ちのめされているbonlifeです。今日はPaperBagLunchboxの1st Album『ベッドフォンタウン』発売記念大阪編の[Litera rhythm 4]を観に梅田RAIN DOGSに行ってきました。出演は以下の通り。

まず、「あじさい切符で」はふんわりしてました。音はサニーデイ・サービスとかを思い出させる柔らかい懐かしい感じ。ただ、声が不明瞭で歌詞が聞き取りづらかったのがちょっと残念でした。狙ってやってるんだと思いますが、もっと歌の力を中心に据えても良いんじゃないかしら。なんつって。
続いて、杉山拓。彼がギターを奏で始めると会場の空気が変わった気がしましたよ。安定感のある演奏と歌。ちょっと聴くと山崎まさよしっぽいんだけど、声はキリンジ高野寛みたいに鼻にかかった感じでした。安心して聴いてられる大人の表現力。バンドの風博士も聴いてみたいなぁ、と思いました。そうそう、mixiで歌詞を集めて作った「mixiのうた」(仮題)って曲もやってましたよ。なんだか面白いじゃないの。
次は、naam'。一言で言うと「不思議」でしたよ。ドラムが2セット、電子ウッドベース、ギター、鍵盤(nord lead2)、ヴォーカルというバンド構成。轟音になったり、透き通ったり、宇宙を感じさせたり、自由自在のサウンド。特にギターの人が器用だった気がします。アタック音を消してフルートっぽい音を出したり、見慣れない弾き方で不思議な音を出したり。naam'(ヴォーカル)の声も変幻自在で独自の世界観がありました。面白かったけど、少し難解な印象でした。
ラストは、われらがPaperBagLunchbox。通称PBLです。セットリストは大体以下の通り。(曲順はいつものように適当です。)

  1. さよなら日和
  2. スライド
  3. オレンジ
  4. ふらつく夜の
  5. アコースティック・ボード (CD未収録曲)
  6. 藍色
  7. 水中飛行
  8. ノック (CD未収録曲)

PBLはメンバー全員が一回り大きくなってましたよ。観る度に一回り大きくなってます。鋭く研ぎ澄まされた表現がダイレクトにオーディエンスに届いてしまうんです。凄い力。静寂から音の洪水までを巧みに使い分け、心を揺さぶる音楽にただただ揺れてました。中野陽介くんの歌はいつ聴いても柔らかいのに力強く挑戦的なんです。ドラム女子どいっちゃんのホンワカMCがなかったら、鋭さに耐えられないかもしれません。いや、ホントに。それぐらい真剣勝負な演奏するんですよ。言葉で表すなら「ヒリヒリする」あるいは「キリキリする」ライヴって感じかしら。PBLは、日常に潜むささやかな嘘や欺瞞を剥き出しにしてオーディエンスに突きつけてくるんですよね。ナイフよりも鋭い音楽。今後もこのまま突っ走ってもらいたいですが、いつかこれでもか!ってくらい明るい幸せ感に満ち溢れた曲を作ってもらいたいです。
そういや、PBLは全員髪型がサッパリしてましたね。あ、ようくんはあんまり変わってなかったかな。その代わり、ファッションが過激になってましたね。帽子をかぶってないどいっちゃんを久々に見ました。倉地くんは髪の毛短くしてイケメン度がアップしたんじゃないかしら。
本当はメンバーと少しトークしたかったのですが、開演が遅れたせいもあって、終演時間が遅かったので諦めて帰りました。また4月16日のライヴも観に行くし、まぁ、その時までオアズケってことで。
PaperBagLunchboxは明日心斎橋のApple Storeで19時からインストアライヴをやります。ちょっとでも気になった方は是非足を運んでみてください。衝撃的なライヴを観れる可能性「大」ですぜ。

以下、雑記な追記です。このイヴェントには「つきよみち」の主催者れいさん、ライヴジャンキーfrom愛知のよしかわさんも来てました。れいさんはPBLと私を再度結び付けてくれた恩人です。感謝、感謝。後、帰り道、梅田ホワイティにてベベチオの平良くん見かけましたよ。女子に囲まれて楽しげにトークしてました。前にライヴ会場であの子が話しかけた時はトーク苦手ですオーラ出してたのに!その後、なんばで最近仕事忙しそうなはにさんに会いましたよ。PBLをオススメしようとして「PBLって気持ち悪いんですよ。良い意味で。」と意味不明なコメントをしてしまいました。伝え方間違えましたが、PBLは気持ち悪いです。(心の奥の奥に語りかけてくる非日常性が気持ち悪い、ってことですよ。)その後、夕食というか夜食に「こだわりらーめんカフェ壺水天」で三種盛りラーメンと餃子、フライドチキンサラダを食べたので、若干胃もたれ気味。そんな一日でしたとさ。